どんなに良いレートを選んでも、現場でミスをすると損をします。両替の前後に次の項目を確認しましょう。
よくある両替トラブル
- 紙幣の抜き取り・渡し不足:店員が目の前で数えて見せたあと、渡すときに数枚を抜き取る手口です。受け取ったら必ず自分の手で数え直しましょう。
- 路上の闇両替:良いレートをえさに近づき、偽札やすでに使えない旧紙幣を混ぜて渡すことがあります。
- 「手数料0%」の落とし穴:手数料はないと言いながらレート自体を大きく不利にしていたり、表示の良いレートは高額の場合だけだったりします。
- 自国通貨決済(DCC)への誘導:店やATMが「日本円の方が便利」と円決済を勧めますが、数%割高になることが多いです。
- ATMのスキミング:観光地の人目につかないATMにスキミング装置を付けて、カード情報を盗む事例があります。
- 単位の勘違い:ベトナムドンやインドネシアルピアのようにゼロの多い通貨は、似た色の紙幣を取り違えて10倍払ったり、おつりを少なく受け取ったりしがちです。
次のチェックリストを守るだけで、こうしたトラブルの多くは防げます。
両替する前
- 最終的に受け取る金額を先に聞きましょう。レート表の数字や「手数料無料」の表示だけで決めないでください。
- レートが極端に良い店は、別の手数料や最低金額の条件がないか確認しましょう。
- 旅程に合わせて高額紙幣と小額紙幣の割合を決めましょう。タクシーや屋台、チップには小額紙幣が必要です。
- 銀行アプリで両替する場合は、受け取り場所と受け取り時間を事前に確認しましょう。
両替するその場で
- 受け取ったお金は、窓口を離れる前にその場で数えましょう。
- レシートは保管しましょう。余ったお金を戻すときに必要な国もあります。
- 路上で声をかけてくる両替の勧誘は避けましょう。偽札やすり替えの危険があります。
- ひどく破れた紙幣や古い紙幣は、現地で受け取ってもらえないことがあります。
カードとATMを使うとき
- 支払いや引き出しのときは、日本円での決済(DCC)を選ばず、現地通貨を選びましょう。
- 銀行の建物内や銀行に併設されたATMを使うと、スキミングの危険が減ります。
- 出国前に、カードの海外利用設定と引き出し上限を確認しましょう。
旅行が終わったあと
- 余った硬貨はほとんど両替し直せません。現地で使い切るのがおすすめです。
- 余った紙幣は次の旅行のために取っておくか、手数料の低い方法で戻しましょう。
- 戻すときも不利な「売り」レートが適用されます。必要な分だけ両替するのがいちばんの節約です。